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- 2023.07.08 Saturday
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(↑注※本文の内容とは関係ないですゴメンナサイ)
昨夜、小学校からの悪友?Rさんから突然「明日の午前中ヒマ?」というメールが。
何事かと思えば、銀座で映画を観ようというお誘いでした。
てことで、講義サボって観てきましたよ、「バッドエデュケーション」。
スペインのペドロ・アルモドバルっていう監督の作品。
(「トーク・トゥ・ハー」とか「オール・アバウト・マイ・マザー」の監督らしい)
(どっちも気になるなーって思ってたけど見てない・汗)
男しか出てこないけど愛憎劇です。
かなり、というか想像以上に、生々しい描写もありました。
あたし的には全然許容範囲内、むしろもっとや(ry だったけど。
そんなわけで前に公式サイトでちょっとチェックしてたので、午前のうちに観るのはどうかなって思ったんだけどねー(爆)。
早起きして行って来たさー、10時の回。
オスカーも取ってる監督の作品なせいか、あたしたち(ヨコシマ目的)以外のお客さんは普通の、映画が好き、という感じの主婦層でした。
あの人たちは結構過激なシーン、どう思ったんだろう。
他人のことはともかく、感想。
ネタバレなく書きたいのでちょっと抽象的だけど。
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人間の「欲望」がストレートに全面に押し出され、人物たちのいくつもの欲望が渦巻いて混沌としていた。
けれどその混沌の中心には、情熱の赤色をした、一すじのまっすぐでたしかな軸が揺るぎなく屹立していた。
だからだろうか、すごく力のある作品だと感じた。
ベースのストーリーと劇中劇の配合が絶妙で、観客を適度に混乱させつつ物語は見失わせない構成・演出は見事でしっかりしている。
(初見なのでこの辺りの詳しいところは自信がないです、すみません)
そして配色の見事な、鮮やかな美しい映像だ。
けれど、それだけではない、力。
魅力なんていう生易しいものじゃなくて、惹きつけて放さない、腕力。
力技でねじ伏せられたな、と思った。
あたたかな血と、肉。
生きている獣の。
実際に描かれてはいないのに、そういう生臭いニオイのする映画だった。
しかし、作品が品のないものに映ることはなかった。
性的なシーンが多く、エロスを強調していたにもかかわらず、だ。
これは、映像のスピードコントロールが秀逸だったこと、衣装や道具などの画面内の色彩計算が完璧だったことが理由だったのだろう。
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なんか、見てすぐ後はそうでもなかったけど、今になってもう一度見たい、と思ってます。
お金ないからレンタル待ちだけど(苦笑)。
(あたしはすごくツボな映画は劇場を出た途端に回れ右Uターンしたくなる傾向にありますので)
なんとも不思議な映画だなぁ。
この不思議を解明するためにも、是非もう一度観たいです。
とりあえず、「トーク・トゥ・ハー」と「オール・アバウト・マイ・マザー」、それからフェレ・マルチネス(すげー色気!マジで!)の出てる作品は観てみたい、と思いました。
と、ネタバレなし&マジメな感想はここまで。
その他のあまりにもおバカなネタバレ感想(ってか、萌?)は、↓から。